魚偏に春と書いて、「さわら」と読みます。
関東では冬が旬ですが、関西では春が旬のお魚とのこと。
そんな鰆を猫ちゃんが好きなホタテともずくと一緒に葛粉でとろみをつけて美味しさを閉じ込めたスープにしてみました。
春は、解毒の季節、冬にため込んだ老廃物をスープたっぷりのごはんで追い出してしまいましょう。
お魚は、スーパーで手に入る他のお魚でもOKですし、もずくは、焼き海苔やあおさ海苔などでも代用できます。
レシピ紹介
材料
- (体重4キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鰆 40g
- ほたて 20g
- もずく 10g
- 春キャベツ 10g
- ベビーリーフ 5g
- ジャガイモ 1/4個
- 水 120g
- 葛粉 小さじ1
- 水(葛粉用) 大さじ1
手順
- 材料を猫ちゃんのお口サイズに切る。
- 鍋に分量の水とジャガイモを入れ火にかける。
- じゃが芋がやわらくなったら、野菜、魚類を一度に入れ煮る。
- 火が通ったら、もずくと水で溶いたくず粉を入れ、とろみがつくまで加熱する。
- 器に盛り付けて出来上がり。
提供:上級指導士 上住裕子
おすすめPOINT
鰆はサバ科の魚ですが、鯖より癖がなく食べやすい魚です。
EPAやDHPが豊富で、血液をサラサラにし、血栓を予防し、脳の機能を活性化する働きがあります。
ほたて貝は、動脈硬化を防ぐタウリンがトップクラスで、肝臓の働きを助ける効能があります。
春は解毒が盛んになる季節に働く肝臓を健やかにサポートしてくれます。
もずくに含まれる水溶性食物繊維は水溶性食物繊維で、抗腫瘍作用があり、
腸内の有害物質を体外に排出し、腸内環境を改善してくれます。
春キャベツは、免疫力をアップするビタミンC含有量が豊富です。
ビタミンUのキャベジンは、胃の粘膜を再生、強化し、胃の弱い子にもお勧めです。
猫ちゃんの食事は、野菜が少しでいいので、色々な野菜を使えないという飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
ベビーリーフは、色々な野菜の幼葉を摘んだ葉ものですから、えぐみが少なく、苦みを嫌う猫ちゃんにも気に入ってもらえるかもしれません。
じゃが芋は、春には新じゃがが出回ります。カリウムが多く尿の出を促して高血圧を予防したり、
むくみをとる働きなども期待できます。