vol.14 板東 聖子 さん

Profile

ペット食育協会認定上級指導士

板東 聖子ばんどう せいこさん

  • JMAACV 日本メディカルアロマテラピー動物臨床獣医部会 ペットアロマ・セラピスト
  • メディカルハーブコーディネーター          
  • ホリスティックケア・カウンセラー          
  • ペット薬膳管理士 
  • ペット東洋医学アドバイザー

食べたものが体をつくる

愛媛県出身。元音楽講師。前職場での事故後、
リハビリのお供に初めて迎えた愛犬(W.コーギー)の体調も思わしくなく途方に暮れていた頃、
須崎先生の手作り食の本と出会い、ペットの手作り食を開始。

その後、ペットも人も丁寧な食事を心がけることで愛犬の体調が回復すると共に、自身の体調も回復。
回復とともにますます増えた愛犬の笑顔とともに、「食べたものが体をつくる」と食の大切さを痛感する。

現在も愛媛県松山市にてペットの食の大切さを伝えるべく講座を開催。
情報発信、またレシピ開発などを行っている。

[趣味]
家庭菜園/茶/おいしいものをたべること・見つけること

毎日の食事を楽しく美味しく、そして食べて元気に過ごしたい

「食べたものが体をつくる」に加え、
『飼い主さんが「飼い主」としてできること』を伝える事にも重心をおいています。
当然のことですが、誰一人同じ生活条件・環境・状況の人は居ません。
様々な方にお伝えしてきた中で、誰かにとっての正解が、
別の誰かにとっての正解とは限らない、そんなことを感じることも増えました。

「飼い主」としてできることの一つが食事。
毎日の食事を楽しく美味しく、そして食べて元気に過ごしたい。
きっとそれは人もペットも同じです。
それを踏まえた上で、「飼い主として何ができるか」というところも、今後もお伝えして行きます。

またこの原稿を書いている現在、とあるきっかけから人間の薬膳を更に深めていますが、
当然ながら根本の部分はペットの食にも通じていると改めて感じています。
今後、人もペットも日々の食事に薬膳の考え方をどう取り入れていくか等、
食に関して発信していくための準備を進めています。

資格を得た後がスタートで、学びは終わることはありません

「歌に関して言えば、私達はみんな死ぬまで学生なのよ」
敬愛するマリア・カラスというソプラノ歌手の遺した、
「歌」の部分を置き換えれば何にでも当てはまるだろう、好きな言葉です。

どんな資格もそうだと思いますが、資格は取得して終わりではありません。
資格を取得する=スタートラインに立つということ。
寧ろ資格を得た後がスタートで、学びは終わることはありません。
趣味なら区切りをつけることは自由です。
しかし「伝える側」になるということは、どんな事であろうと常に自分から学び、
現代の膨大な情報から選択し、考え、判断する等も必要になります。

それが苦でなければ、この先は大変でもとても豊かで幸せな世界が待っているはずです。
例えば相手に応じて「伝える」ことができれば、飼い主さんの笑顔、
そしてペットたちの「幸せ」を引き出せるかもしれません。
或いは家庭菜園に興味を持ったり、人間の栄養学にも興味を持ったりと
ご自身の知の世界が広がり、更にまた違う扉を開くかもしれません。

飼い主さんやペットたちの幸せを願い、今、一歩踏み出そうとされていること。
心から応援しています。