猫用野菜料理魚料理

体ほっこり 鱈のふわふわつみれ・しょうがスープ(cat)

レシピ紹介

梅雨時は、外気に水分が多いことから、体の中にも水分がたまりやすくなるため、体が冷えて、代謝が落ちると言われています。
また、これからはエアコンを使用する季節になり、私たちよりも低い場所で生活している猫さんの体は、案外、冷えていることもあるかもしれません。
そんな季節、体の中の余分な水分を排泄し、代謝をあげるためのスープで、元気に過ごしてもらいましょう。

材料

    (体重4キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)

  • 鱈 60g
  • 桜えび 10g
  • にんじん 15g
  • 黄パプリカ 15g
  • 新しょうが 10g
  • えのき 10g
  • いんげん 5g
  • アスパラガス 5g
  • 卵白(泡立てたもの) 1/4個分
  • 水 50〜70cc(お好みで加減)
  • ごま油 適宜

手順

  1. にんじん、いんげん、黄パプリカ、アスパラガス、えのきを食べやすい大きさに切り、新しょうが2gをすりおろす。※新しょうが8gはとっておく。
  2. ごま油で、いんげん、桜えびを炒め、粗熱を取っておく。
  3. 鱈を包丁でたたいて、ミンチ状にする。
  4. 卵白を、軽くツノができる程度に泡立てる。
  5. ミンチ状にした鱈に、②のいんげん、桜えび、④で泡立てた卵白を加え、卵白の泡をつぶさないよう、さっくりと混ぜ合わせて、適当な大きさにまるめる。
  6. 50〜70ccのお湯を沸騰させ、とっておいた新しょうが8gと、⑤でミンチ状にしてまるめた鱈、①で切った野菜を入れて煮る。
  7. ⑥に火が通ったら、新しょうがを取り出して盛り付ける。

提供:上級指導士 鈴木美由紀

栄養POINT

<鱈>
脂質が少なくて低カロリーですので、ダイエット中の猫さんには、特におすすめのたんぱく源です。

<桜えび>
アスタキサンチンが豊富です。
アスタキサンチンは、活性酸素を抑制・除去する働きを持つ抗酸化物質です。
猫さんに必須とされるタウリンも豊富。
タウリンは、胆汁酸の分泌を促し、肝細胞の再生を促してくれます。

<にんじん>
にんじんに含まれるビタミンAは、粘膜をを健康を保ち、病原体の侵入を防いでくれる効果が期待できます。

<黄パプリカ>
パプリカは、免疫力アップに効果のあるビタミンCがたっぷりです。
ビタミンPも豊富ですので、加熱してもビタミンCの損失が少ない食材です。

<いんげん>
骨や歯を丈夫に保つために働くカルシウム、体の中の余分な水分を排出してくれるカリウム、貧血を予防してくれる鉄分等、ミネラルがたっぷりです。
また、9種もの必須アミノ酸を含んでおり、中でも、メチオニンは、解毒作用がありますので、積極的に摂り入れたい食材のひとつです。

<アスパラガス>
アスパラギン酸を多く含むアスパラガスは、疲労回復や筋肉の消耗を助けてくれる働きがあります。
また、食欲不振、動脈硬化、高血圧の予防にも期待できます。
余分な水分の排出を助けてくれるカリウムも豊富です。

<しょうが>
血液の循環を促進、体を温めてくれる効果のあるショウガオールが豊富です。
しょうがの辛み成分であるジンゲロールは殺菌作用に優れていますので、食中毒の防止にも有効です。

<えのき>
糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1が豊富です。
ビタミンB1が不足すると、疲労感を感じるようになります。
食物繊維の一種であるキノコキトサンは、余分な脂肪をからめとり、体外に排泄してくれる働きがあります。