お豆と野菜の両方の力を持っているサヤインゲンは、同時にたくさんの栄養を取ることができる欲張りさん。
お肉で巻いてしっかり食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
レシピ紹介
材料
- (体重4キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- サヤインゲン 2本
- 豚肉の薄切り肉 50g
- 人参 10g
- 舞茸 10g
- もやし 10g
- 植物油 適宜
手順
- 人参は火の通りがいいように細く切り、舞茸は裂いておく。
- サヤインゲンは下茹でする。
- 豚肉をラップの上に広げて①②の野菜ともやしを並べ、クルクルと豚肉を巻く。
- フライパンに油を敷き、③の巻き終わりを下にして豚肉に火が通るまで転がしながら焼く。
- あら熱が取れたら食べやすい大きさに切って、出来上がりです♪
提供:上級指導士 阿部弘子
おすすめPOINT
サヤインゲンは成長が早く、年に三回も収穫できるので「三度豆」とも呼ばれます。
サヤインゲンはインゲン豆の若いさや付きの物で、豆と野菜の両方の長所を持っています。
緑黄色野菜のサヤインゲンには、アミノ酸、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが幅広く含まれています。
特にβカロテンが多く含まれているため、皮膚や粘膜の健康に役立つと言われています。
またビタミンB2や必須アミノ酸のリジン、アスパラギン酸が含まれ、夏バテ予防や疲労回復効果が期待できます。
薬膳では、胃腸機能を円滑にする効果があると言われ、また暑い時に起こりがちなむくみを解決してくれる食材だとも言われています。
豚肉は、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
タンパク質は筋肉や皮膚、それ以外にも身体のあらゆる器官に必要な栄養素です。
必須アミノ酸もバランスよく摂取することができます。
また、ビタミンB1が豊富に含まれていることも知られています。
このビタミンB1は糖質の代謝を促進することから、疲労回復のビタミンと言われています。
皮膚や粘膜にも働きかけることから、肌のトラブルにも役立つ食材です。
紀元前から家畜として飼育されてきた豚は、薬膳でも欠かすことができません。
虚弱体質の改善や病後の体力回復など、滋養強壮に適していると言われています。
また、身体に潤いを与える働きもあることから、乾燥肌や空咳、のどの渇きや便秘にもおすすめの食材です。