犬用野菜料理

桃のガスパチョ(dog)

レシピ紹介

野菜の冷製スープ「ガスパチョ」を旬の桃を使ったデザートにアレンジしました。今回は桃に含まれる栄養素をしっかりいただけるように皮ごと使っています。まだまだ暑い日が続きますので、おやつでも水分補給や夏バテ予防をして残暑を乗り切りましょう。

ガスパチョ材料

    (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)

  • 桃 1個
  • フルーツトマト(小) 1個
  • レモン汁 適量
  • オリーブオイル 小さじ1

はちみつジンジャーゼリー材料

    (体重10キロの子の場合4〜5回分)

  • はちみつ 小さじ1
  • 新生姜(薄切り) 5〜6枚
  • バジル 1枚
  • 水 100ml
  • 粉寒天 1.5g
  • 水 200g

手順

  1. 鍋にはちみつ、新生姜、バジル、水を入れひと煮立ちしたら火を止める。
  2. 別の鍋に粉寒天と水を入れ、かき混ぜながら沸騰させ煮立てる。①と合わせ平らな容器に流して冷やし固める。
  3. 桃半分を皮つきのまま角切りにする。湯むきしたフルーツトマト、レモン汁、オリーブオイルと一緒にミキサーにかけて滑らかにする。(桃の皮やトマトの種が気になる場合は裏ごしをしてください)
  4. 残りの桃半分(皮をむく)と冷やし固めたはちみつジンジャーゼリーを食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。③を流し入れバジルを添える。

提供:指導士 宮岸 知子

おすすめPOINT

瑞々しく水分を多く含む桃には、疲労回復に効果のあるクエン酸や整腸作用のある食物繊維のペクチン、血圧を下げる効果のあるカリウムなどが含まれます。抗酸化作用によるアンチエイジングやがん予防として期待されるカテキンも含まれてますが、皮の部分にありますので、よく洗って今回のレシピのようにミキサーなどで細かくすると食べやすいでしょう。

寒天に含まれる食物繊維には、便秘予防や急激な血糖値の上昇を抑える、コレステロールの値を下げるなど様々な効果があります。水溶性であるこの食物繊維の特徴は、粘着性があるので胃腸内をゆっくりと移動します。このためお腹が空きにくいのでダイエットにおすすめの食材といわれているのですが、ノーカロリーでもあるので犬たちのおやつにとてもおすすめです。他の食材と比べても食物繊維の含有量はトップクラスですので、日常的に取り入れたい食材です。

はちみつはブドウ糖、果糖が主な栄養成分ですので、疲れた体に素早いエネルギー効果を発揮し、疲労回復が早いことが特徴です。またビタミン、ミネラルも含まれていますので代謝の促進、脳の活性化にも役立ちます。活性酸素を除去してくれる抗酸化作用も期待できますので、特にシニア世代のワンちゃんにおすすめです。

バジルには特にβカロテンが多く含まれ、野菜の中でも栄養成分が豊富で優秀な健康食材です。
香りのものになる精油成分には鎮静作用があり、胃腸を温め働きをよくする効果もあります。
トマトとの相性がよく食べ合わせで効果がアップが期待できます。