「何を食べさせたらいいですか?」
というご質問を良くいただくのですが、
診療に来るような子は、
「消化器の炎症が強いので、
数日食べない方がいいですよ。」
という状態のことが少なくありません。
「食べると一見症状が落ち着くケース」
の中には
「注意が必要なケース」もあるのです。
この見極めが非常に重要なのですが、
大抵は
「食べさせてはいけない状態」なのに
喜ぶからと無理に食べさせて、
その結果
「いっとき状態が良くなり」
それを飼い主さんが
「治った!」と勘違いし、
さらに食べさせた結果、
突然具合が悪くなって、
薬でも症状が抑えられなくなっている…
なんていうケースもあります。
この様な見極めは、
初期段階が大切なのですが、
飼い主さんにその判断は難しいので、
もし、症状が続く場合は、
かかりつけの先生に
「なぜこの現象が起こっているのか?
その根本原因は何か?」
を調べてもらってください。
「様子を見る」のはオススメしません。