ペット食育協会の養成講座では、
飼い主さんの誤解や悩みを減らすために、
「難しい栄養学の専門家の論文情報を、
わかりやすく学んでいただく」ことを
心がけております。
以前に大阪で開催した
准指導士養成講座(講師養成講座)を
再受講した方から、
こんな感想文をいただきました。
「せっかくだから復習を…との気持ちで
再受講しましたが、須崎先生の話す内容が
1年前の講座と全く違い、
新しい知識を沢山身につけることが出来ました。受講して良かったです。
指導士のDVDに須崎先生が
毎年同じセミナーを受けたりしている
とお話がありましたが、
同じ講座でも新しい発見があったり、
違う目線で話が聞けたり、
こういう学習のスタイルも必要だ
ということを学びました。」
ペット食育協会で重視していることは
先ほども申し上げましたが、
「流派にとらわれず、飼い主さんの悩みを減らす」ための情報提供です。
特に栄養学は常に日進月歩のため、
最新の情報を盛り込む必要があることと、
それ以上に重要視しているのが
「難しい専門家が読む論文の内容を、
わかりやすく伝えること」です。
と申しますのも、
どうしても人は私も含め、
忙しいと言い訳をして
「まとめ」的な文章を読みたくなるものですが、
一次情報(論文)から離れれば離れるほど
「伝言ゲーム」で情報が変化してくるのは
避けられません。
実際、大元の論文で主張している内容と、
それが伝言ゲームで一般の飼い主さんに伝わった情報を比較すると、
「元の情報とはニュアンスが変わってしまっている」ことが少なくありません。
変わっているだけなら良いのですが、
それが原因で飼い主さんの誤解や不安に繋がっていることが多いと感じるのです(特に塩分についてなど)。
飼い主さんの悩みを減らすためにも、
ペット食育協会では、会長自ら、
常に学び続け、常に講座に反映させておりますので、気がつくと一年で随分違う内容になっていたりします。
ペットの食や栄養学は、
巷で言われているほど複雑で難しいわけでもなければ、厳密な栄養計算をしないと健康を害するようなものでもありません。
生死に関わる可能性のある禁止食材(ネギなど)を食餌から排除し、
やせすぎたり太りすぎたりしないような量を食べさせれば、通常問題ありません。
かつては私も栄養計算を厳密にしたレシピを提案していた時期がありました。
しかしあるとき、
元気になった犬の飼い主さんから
「実は、先生のレシピを作り続けるのが大変で、自己流になってしまいましたが、それでもこんなに元気になりました」と言われたのです。
まさかと思って他の飼い主さんに伺ったら、ほとんどの方が、皆さん私に隠れて、手を抜いてくださっていました(笑)。
もちろん、個々のケースでは(特に病気の場合)、いろいろ考慮する必要がある場合もございます。でも、「難しいことを実践しなければ食事が原因で病気になる」わけではないことは事実のようです。
もし、
●手作り食は難しい
●手作り食は危険
●手作り食は必ず栄養バランスが崩れる
●手作り食にすると必ず病気になる
などの不安をお持ちでしたら、きっと「何か必要な情報」が不足しているだけかもしれません。
そんな悩める飼い主さんを一人でも減らせるように、ペット食育協会では、優秀な講師陣と共に、これからも「適切な情報」の普及に励んでいきます。
悩む時間を減らすためにも、ぜひ、ペット食育指導士の入門講座などをご活用下さい。