よく、
「食べさせるグラム数だけ知りたい…」
という方がいらっしゃいます。
これは、お気持ちはよーくわかりますが、
「この体重の子は、ずっとこのグラム数を食べていればいいという厳密な量を決定することは出来ません。」
が、最も誠実かつ適切な回答となります。
と申しますのも、ペットが必要な栄養素は、
● 消化率
● 吸収率
● 基礎代謝
● 運動量
● 気温
などの影響を受けるため、
厳密な必要量は、時々刻々変化するからです。
ですから、
「バケツ一杯では多すぎで、
かといっておちょこ一杯では少なすぎで
お茶碗一杯ぐらいから始めて、
体型を観ながら増減しましょう」
が誠実かつ適切なアドバイスとなります。
このアドバイスでホッとする方と、
むしろ不安になる方がいらっしゃいます。
その違いがなぜ生まれるかと申しますと、
世の中には、
● 動きながら、適宜修正を加えて
望む結果に到達する方
と
● 失敗しないことだけに焦点を合わせ
失敗するくらいなら何もしない
を選択する
という方がいらっしゃるからです。
どちらが良い、悪いではなく、
そういう考え方の違いが存在する
ということです。
しかし、この違いは大きく、
世の中を眺めるフィルターが違うんだと
理解していないと、
「どっちが正しいの?」
と悩むことになります。
前者は、須崎と同じフィルターで
物事を見つめているので、
ご理解いただけると思います。
後者は、悪いのではなく、
「あっ、この話はそれでいいんだ♪」
と解釈していただければ良いのです。
食べもので下痢をするなど、
取り返しのつくことは、
脇道にそれても戻ってくれば大丈夫です。
私たちが、毎日食べる量が違う様に
ペットも異なるのが普通です。
「適正な量が決まらない」
という現実がある以上、もし、
「ずっとこの量を食べればいいのです!」
「あなたのペットの最適量はこの量です!」
とおっしゃる方がいたら、
そのアドバイスは間違いとなります。
(※ペット食育協会では、その量は計算でも出せないとお伝えしております。
逆に、どう調整したら良いのかをお伝えしております。)
ですから、情報を受け取る側にも、
改善すべき点があり、
「毎日同じ量を食べさせなければならない」
と決めてしまい、
一度「この量」と決めた量を変えない
もしくは、変えてはいけない
と思い込んでいる方は、
考え方を改める必要があります。
これまでの経験上、おそらく、
いわれたことを忠実に守る方が、
「手作り食で太った」
「手作り食でやせた」
↓↓↓
「だから、手作り食は怖い・不安だ」
という結論になっているのだと思います。
(経験上)
数字は参考にしつつも、
ペットの様子を観察しながら、
適宜調整するという
自由度をお持ちになった方が
楽だと思いますが、いかがでしょうか?
もちろん、このことは、
ペットフードを食べるにしても
同じことではあるんですけどね。
(同じ量で太る子がいますでしょう?)
ペット食育協会の講座には、
与えられた情報に振り回されている方で、
このままでは不安だし、時間の無駄なので、
正しい情報、正しい考え方を学び、
自分で考えて結論を出せる
飼い主になりたい!
という方が多いので、
「知ってしまった方」は、
● 必要な量は個々で日々変わる
● だから「決まった量」は無い!
● 目安量はあるが、それを盲信してはダメ
● 須崎が無知でケチなのではなく、
事実として「唯一の正解」は存在しない
● 飼い主さんが調整すれば良いだけ
ということだけ、わかれば、
「あきらめ」がつき、
気分も軽くなって取り組めるかと思います。
是非、飼い主さんには、
● 適切な情報を入手し
● 適切な解釈
ができるようになっていただければ
かなりの悩みが減るので、
そうしていただきたいと願っております。
是非、一度、ペット食育協会の講座を
受講されてみてください。