2009年3月、歩く胃袋ラブラドールの男の子を、
生後43日でペットショップから迎えました。
初めての犬飼、初めての大型犬との、
無謀ともいえる毎日が待っていました。
何もかも手探りの中、獣医さんやペットショップの店員さんに言われるがまま、
ふやかしたフードを、鼻をつまみながら与えていたのです。
そんな彼の初めての盗み食いが、焼き秋刀魚の頭!
今までフードしか食べてこなかった子は、
フードにしか反応しないのかと思い込んでいた自分が、そこにいました。
彼が一歳の頃には、
身近なシニアの大型犬が、がんで虹の橋を渡る子の多いことを知り、
そのころから、フードにも原因があるのではないかと思い始め、
ネットで闇雲に調べるようになり、行きつく先々での書き込みに驚愕したのでした。
当時、輸入フードショップにて、営業販売もしていたこともあり、
ドッグフードの添加物、特にBHTやBHA等、調べれば調べるほど不信感が募り、
販売する事への罪悪感と、社長の「自分の犬に、フードを食べさせないで、セールスができるか!」の一言に、
僅か二週間で退社。
その後、手作り食を楽しく紹介しているブログに出会い、見よう見まねで実践!
完全手作り食に切り替えると、
愛犬の体臭が減少し、体重も苦労せずに落とすことができ、
毛艶もピカピカ、おまけに大豆アレルギーまで改善、まさに自慢の息子に変貌しました。(性格は別として)
食べる事のうれしさ、作る事の楽しさ、笑う事の大切さをペットの食育を通じて痛感。
おいしいね、うれしいね、よかったね、また、食べようね。
飼い主さんの、毎日の笑顔のお手伝いができるように、
板前の主人の協力の元、『わんこと一緒に居酒屋』を開店することが、今後の私の大きな目標です。